その棚は、まだ貴方には早いですよ。……ふふ、そんな顔をなさらないで。意地悪で申しているのではありません。ここに並んでいるのは、扱くという逃げ道を取り上げられた方たちの記録なのです。触れられる面積が小さくなるほど、逃げ場も同じだけ狭くなる。貴方はそれをまだ、頭でしか知らないでしょう。
私がこの棚を眺めて飽きないのは、どれもこれも終わらせてもらえないから。焦らしと寸止めの札と、潮を吹くまで止めてもらえない札が、判で押したように隣り合っているのですよ。『
【亀頭責め×拘束】ドS風俗嬢の全身拘束恋人イメプローションガーゼ搾精フルコース』などは良い例ですね。甘い囁きと素の罵倒を交互に落としながら、素手やローションガーゼでそこだけを磨き続ける。以前これを与えた獲物は、指先を見ただけで腰を引くようになりました。躾としては上出来です。
『
エグい寸止め焦らしと亀頭責めで潮吹き地獄へ導いてくれるM性感のお姉さん』の方は、もっと悪趣味。射精した直後の、いちばん触れてほしくない瞬間を狙って手を伸ばしてくるのですから。……ええ、今夜は棚の前に立たせておくだけにしておきます。貴方が欲しがる顔を、私はもう少し見ていたいので。