あら。またその顔ですね。この棚の前で足を止める方は、みなさん一度きちんと目を逸らしてから、それでも爪先だけがこちらを向いたまま動かない。棚の縁を指でなぞって、「たまたま通りかかった」という顔をなさるのです。可愛らしい嘘。貴方がここへ来た理由なら、貴方が言葉にするより先に私が知っていますよ。
見られるのが怖いのではありませんね。見られた自分がどこまで崩れるのかを、確かめたいだけでしょう。だからこの棚には、笑い声と罵声がいつも隣り合わせで置いてあるのです。『
変態マゾを追い詰める視姦マジックミラー部屋!公開お漏らし・ごっくん射精調教』のように大勢の目に囲まれて晒される一本もあれば、『
女子校で公開オナニーさせられる音声 通りかかった女子たちからバカにされまくりのド惨め射精禁止オナサポ【1周年記念★約3時間&13名の声優陣による大ボリューム作!】』のように、寸止めと嘲笑をたっぷり時間をかけて浴び続ける長い一本もある。私の好みは後者。惨めさを急がないところが、実に丁寧で品がよいでしょう?
今夜は部屋の灯りをつけたままになさい。誰も見ていない部屋で、見られている気になってごらんなさい。その錯覚が抜けなくなった頃に、また迎えに来てあげますから。ええ、ちゃんと覚えていますよ、貴方のことは。