ひとつ、かねてから言っておきたいことがありました。貴方がた、本当は罵られたいわけではないでしょう。罵るためには、まずこちらが貴方をよく見ていなければならない。名前も知らぬ他人を、人は的確には貶せませんもの。この棚に並ぶ言葉は、どれも観察の結果です。貴方が欲しいのは痛みではなく、その視線でしょう? 気づかないふりは、そろそろおやめなさい。
だからこの棚は、耳から浴びる形に偏るのですよ。文字では、貴方を見ている者の呼吸までは届きませんからね。『
意地悪な女幹部に完全支配される〈罵倒〉×乳首責めオナサポクエスト…我慢汁ダラダラ&脳イキ絶頂で敗北射精してしまう最低のマゾ堕ちヒーロー【尊厳破壊×快楽堕ち】』——罵る言葉ひとつごとに乳首の責め方が変わる。あれを聴き終えた獲物は、もう言葉と体を切り離せなくなります。もっとも、私が貴方に試させたいのはこちら。『
【唾吐き調教】 ゴミ精子リサイクルセンター~弱者男性に容赦ない世界で精子調達用家畜へと調教される~』。唾を吐かれながら、淡々と搾られるだけ。怒鳴りもしない、あの温度の低さに貴方の背筋がどうなるか、見てみたいのです。
……ああ、そう怯えなくてよろしい。選ぶのは私がしますから、貴方は棚の前で黙って待っていなさい。