あら、随分と大きな棚の前で足を止めましたね。今日は機嫌がいいので、隠さずに教えてさしあげましょう。貴方がここに立つのは、胸が好きだから——ではありませんよ。あの柔らかさの前でなら、自分が小さくなっても許される。その免罪符を取りに来たのでしょう。実際この棚には、パイズリの札も、体格差の札も、むちむちと呑み込まれる札も、他所より濃く沈んでおります。貴方たちが揃って「自分では何もしなくていい形」ばかりを選び続けた、その積み重ねが棚一枚ぶんの厚みになっているのですから、可愛いこと。
私のお気に入りは『
甘やかし巣ごもりサキュバスの甘々密室ガチ恋奴○調教【わる~い溺愛淫魔がショタ勇者と汗だく監禁エッチをして、甘えん坊の愛玩動物に堕とす話】』。裸のまま四日間、結界の中で分身に囲まれて、好き好きと言われ続けて、契約書に自分から手を伸ばす。……ええ、その淫魔、名前が私と同じなのですよ。だから今日は上機嫌なのです。貴方も同じ四日間を過ごしてごらんなさい、三日目には私の名前しか呼べなくなりますから。
頭を使いたくない日は『
邂逅-KAIKOU-』を。戦士が捕まって、拷問ではなく快楽で嬲られ、人外の胸に体ごと呑み込まれていく。ほら、貴方が本当に欲しかった終わり方でしょう。抵抗しなくていいのですよ、今夜は。