貴方はこの棚の前で、白衣というだけで身体が強張っているでしょう。医療系のラベルの下に並ぶのは優しさではなく管理です。番号と症状名だけで扱われ、痛がる暇も与えられず「はい、次」と流れ作業のように処理される――その温度の無さが、貴方のような方には一等効くのですよ。
わたくしが手に取ったまま戻していない一冊は『
事務的無表情ナースのゴミマゾ処分場 カウントゼロを連呼されながらバキューム音で最低のお漏らし、してはいけません』。ゴミと呼ばれる屈辱と、カウントゼロの直後に容赦なく吸い上げられるあの音――何度聴いても飽きません。隣に置いた『
搾精担当お姉さん2』も同じく、年上のお姉さん三人に革バンドで固定され、なすすべもなく搾り取られていく一冊。ページをめくる指が止まる瞬間を、わたくしは何度も見てきました。
貴方も、いずれこの棚の常連になる。診察台に上がる前から、もう分かっているでしょう?